看護師が転職する際によくある問題が、職場選びに失敗することです。選んだ転職先に馴染めず、転職を繰り返してしまうと、採用担当者から敬遠されてしまう可能性が高くなります。そこで重要なのが、職場の選び方を考え直すことでしょう。具体的な話でいえば、求人情報の見方を変えるだけでも、よりよい転職先に出会える確率が高まります。
たとえば、求人情報に載っている休日の項目に注目してみましょう。休日の項目に書かれている内容が、週休二日制と完全週休二日制では、全く違う意味を持ちます。週休二日制は、毎週必ず2日の休みをもらえるわけではありません。どうしても毎週2日の休みが必要な場合は、完全週休二日制と書かれている職場を選ぶのが重要です。
また、病院の特徴を知っておくのも、大切なポイントといえます。専門的な分野に特化した医療機関であれば、その専門分野に対する高度な知識や技術が求められるのは当然です。その分、専門外の知識や技術は、それほど多く求められないこともあるでしょう。
一方、幅広い分野の治療を行っている医療機関では、業務が細分化されていないケースが多いです。そこで、さまざまな患者に対応するための幅広い知識や技術が求められます。場合によっては患部の処置だけでなく、患者の精神的なケアを行う必要もあるでしょう。このように、医療機関によって求められるスキルが異なるため、自分の持っているスキルを活かせる職場を選ぶのも、転職には必要な要素といえます。